「沖縄で市中感染が起きている」 新型コロナ1日最多12人 “拡大警戒地域”に移行か

引用元:沖縄タイムス
「沖縄で市中感染が起きている」 新型コロナ1日最多12人 “拡大警戒地域”に移行か

 沖縄県は7日、県内で保育園職員や教員ら20~80代の男女12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県が1日に確認する数としては3回連続で最多を更新し、前日の6人からも倍増した。現時点で感染経路が不明の「孤発例」は7人に上った。玉城デニー知事は、沖縄が1週間で大幅に感染者が増加した「感染拡大警戒地域」に移行している可能性に言及。県は初めて「県内で市中感染が起きている」と明言した。

 直近1週間の県関係感染者は25人で、前週の4人に比べて約6倍に急増している。政府が7日に7都府県を対象に出した緊急事態宣言を受けて、知事は「8日に県の新たな方針を発表したい」と述べた。

 感染経路が追えたのは5人で、保育園職員の50代女性=南部保健所管内=は、4日に感染が判明した娘の20代女性=同=から家族感染した。また食品メーカーに勤務する40代男性=宜野湾市、40代女性=那覇市、50代男性=同=の3人も、4日に感染が分かった同僚の50代男性=同=から二次感染したとみられる。30代男性=東京都=は、県外で感染した可能性が高い。

 感染経路が不明なのは70代男性=中部保健所管内、80代女性=宜野湾市、20代女性=那覇市、40代女性=那覇市、50代女性=浦添市、大里中勤務の50代男性教員=南城市、事務職の40代女性=那覇市。うち80代女性は、陽性の反応が弱く再検査の可能性がある。

 12人は重症でなく、感染症指定医療機関などに入院する。県は7日に最多となる42人を検査している。

 玉城知事は対策本部会議で、県民に10人以上の集会参加を避け、家族以外の大人数での会食を行わないよう呼び掛けた。来県自粛を求めるかは明言しなかった。

 感染拡大に備え、県は現在の10倍の規模となる約400床の感染症病床確保を目標にしている。

 [ことば]感染拡大警戒地域とは

 政府の専門家会議が示した感染状況の区分で、直近1週間の新規感染者や経路不明な感染者数が、その1週間前と比べて大幅に増加している場合などに感染拡大警戒地域とされる。

 自治体の首長が判断し、期間を明確にした外出の自粛要請や10人以上が集まる集会への参加を避けることなどの行動制限メッセージを発信するほか、学校の一斉臨時休校も検討すべきだとしている。

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