岩国・サギの“ふん害”に新対策

岩国・サギの“ふん害”に新対策

県の天然記念物に指定されている岩国市のクスノキにサギが住み着いて、近くの住民が「ふん」などの被害に困っています。巣を撤去しようと、市が新たな対策を試みました。サギが、木のてっぺんであたりの様子を伺っています。楠町の川沿いに並ぶクスノキの巨木には、昔からサギがすみ着いています。巣を作り始める2月ごろから夏にかけて増えるため、地元の人たちは頭を抱えています。川下地区連合自治会の松本哲郎会長は「平成27、8年ごろから(サギの数が)非常に増え、この道が(ふんで)真っ白くなる。おまけに木にふんが…ふん尿で酸が強いから枯れ枝が出てくる。樹木の保護と環境面。ここは散歩でたくさんの人が通るから」と話していました。これまでは鷹匠に依頼して追い払う作戦でしたが、個体数そのものを減らすため、今回、消防車の放水銃で巣を落とすという新たな対策に乗り出しました。サギは高いところの枝の先に巣を作るため、はしご車で近づきます。小枝を複雑に編んだような形のため、勢いよく放水して落とします。放水銃には、木の洗浄という役目もあります。ここのクスノキは樹齢340年を超え、県の天然記念物に指定されていますが、ふん尿による枝枯れが問題となっていて、文化財の保護という面からも有効とみられています。川下地区連合自治会の松本哲郎会長は「サギが嫌がらせをされたと思って近寄ってこなくて、個体数が少しでも減って、このまちの環境がよくなってきたらいいのでは」と話していました。市では結果を検証し、新たな「サギの巣 撤去対策」として、本格的に取り組んでいきたいとしています。

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