東京五輪「1年延期」…宮城県民も理解示す、一方、自治体は対応に追われる

引用元:仙台放送
東京五輪「1年延期」…宮城県民も理解示す、一方、自治体は対応に追われる

東京オリンピック・パラリンピックの「1年程度の延期」が決まりました。これを受け、宮城県民も理解を示す声が多い一方、準備を進めていた行政は対応に追われました。

安倍晋三 首相
「遅くても2021年の夏までに東京オリンピック・パラリンピックを開催することで合意した」

安倍首相は、24日夜、東京オリンピックの開催を1年程度延期することで国際オリンピック委員会のバッハ会長と合意したことを明らかにしました。
前例のない、オリンピックの延期に県民は…。

県民
「チケットとってます。パラリンピックとか車いすバスケとか…。仕方がないかなと思う、日本だけの話ではなくなってしまったので…」
県民
「先日、矢本のブルーインパルスを見てきて、いよいよだなと思って、気分が盛り上がっていたので残念です。でも中止じゃなくてよかった」

3月20日、日本で初めて聖火が一般公開された石巻市では…。

石巻市民
「あと1年、聖火を国内に置いておくのかどうなのか、その辺も少し心配になるところ、できれば1年間、国民の皆さんで聖火を見られればいいかなと思っております」

延期を受けて、県の担当部署は朝から電話対応に追われました。
その中には、ボランティアに関する問い合わせも多くあり、県は、現在登録している1700人の意向をあらためて確認した上で、引き続き参加してもらう方針です。
県内唯一の競技会場として準備を進めていた、この場所も…。

記者リポート
「オリンピックのサッカー会場として、芝生の張り替えから整備を続けてきた、こちらの宮城スタジアムですが、今年の開催はかないませんでした」

宮城スタジアムは、オリンピックに合わせて最高のコンディションとなるよう、芝生を全面で張り替えていました。
県によりますと、1年延期された芝生の管理については、指定管理者との契約が2021年度末まで残っていて、大きな影響はないとしています。
一方、宮城スタジアムが立地する利府町は…。
町の担当部署は調整に追われ、午前中から職員の姿は席にありませんでした。

利府町オリンピック推進室 佐藤浩幸 室長
「関係部署と打ち合わせをさせていただきながら、比較的早めに1年という結論が出ましたので、我々としてはそこに向けて態勢を整えていくようになる」

利府町は来場客のおもてなしなど、オリンピック関連事業として、新年度予算に4000万円を計上していましたが、再来年度分に計上をし直すとしています。

利府町 熊谷大 町長
「1年ほど先に延びたということは、その期間、さらなるおもてなしの精度をあげていきなさいという時間をもらったと思っている」

午後4時半。県庁に設置されていた、オリンピックまでのカウンダウンボードの電源が切られました。
撤去はせず、日程が決まるまで設置しておくということです。

宮城県 村井 知事
「国の復興創生期間を終えた直後のオリンピックということで、世界中の人に感謝の気持ちを伝え、復興した姿を見てもらうには、きりの良いタイミングととらえたい」 仙台放送

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